赤々と燃ゆ灯火に
絶えず絶えず、夜半の嵐荒ぶ
胸の火床に設えた
鉄を肥やす鞴の如く
猫も杓子もはじめの火をいつしか忘れてしまう
今や頭上の、赫灼たる日の輪の
昇り来たる方を見よ!
花篝、咲きを照らし
行く末はさてもさても暗く朧なれど
ひたに見つめるだけ
ゆらゆら踊る火種、燃やせ、燃やせ!
この生の千秋楽まで
ざらざら粘る摩擦の只中で
向かい風が吹くのを強く予感していた
黒く炭化した感情の内側で燻っている
この熱に息を吹きこんでくれ
遠い先の先のその先で燃え尽きるまで
踊る火種、燃やせ!
青々と輝るその瞳
されどされど夢は遠く霞む
魑魅魍魎が犇めきたち
明日も知れぬ薄ら氷の上
どの選択も伸るか反るか
答えは神のみぞ知る
咲くも咲かずも、終わりは程遠い
果てるまで続く
ちらちら揺らめく風前の灯火
今に果てそうにふらふらり
ここから建てる塔のはじめの杭
明日が重なっていく基
ゆらゆら踊る火種、燃やせ、燃やせ!
この生の千秋楽まで
ざらざら粘る摩擦の只中で
向かい風が吹くのを強く予感していた
黒く炭化した感情の内側で燻っている
この熱に息を吹きこんでくれ
遠い先の先のその先で燃え尽きるまで
踊る火種、燃やせ!
FAQ
「火種」について
「火種」の作詞者・作曲者は?
作詞はキタニタツヤ自身、作曲はキタニタツヤ自身が担当しています。
「火種」のリリース日は?
キタニタツヤ「火種」は2026年4月5日にリリースされました。
「火種」の歌詞の意味は?
「ゆらゆら踊る火種、燃やせ、燃やせ!」。詳しい考察は歌詞考察ページで解説しています。
SEEEK 歌詞考察
火種【キタニタツヤ】歌詞の意味を考察!"鞴"と"向かい風"が描く逆境の賛歌とは
「ゆらゆら踊る火種、燃やせ、燃やせ!」。
この叫びを聴いた瞬間、胸の奥で何かが燻り始めるのを感じた人は少なくないだろう。キタニタツヤが2026年4月5日に配信リリースした「火種」は、TVアニメ『日本三國』のオープニングテーマとして書き下ろされた一曲だ。文明崩壊後の近未来日本を舞台に、知略と弁舌で「日本再統一」を目指す主人公・三角青輝の物語に寄せながら、キタニタツヤ自身の文語体への深い素養が溶け...
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この歌詞で取り上げたアーティスト
Artist Name
キタニタツヤ
ボカロP「こんにちは谷田さん」としての活動を経て、2017年よりソロ活動を本格化させたシンガーソングライター。「青のすみか」「悪魔の踊り方」「スカー」など多数のアニメタイアップ曲を手がけ、2023年にはNHK紅白歌合戦に初出場を果たした。作詞・作曲・編曲を一人でこなすマルチな才能と、生と死の狭間を鋭く描く歌詞世界で、シーンの最前線を走り続けている。