大事にしてたサングラスを
失くして 見つかんなくて
君といた夏の記憶が
また少し萎んだ
大抵こんな風に
身近にあったタカラモノをどっかに放っぽって
遥か遠くで光る
煌めきに見惚れ 追っかけて
失って
真夜中に膨らんだ幾つもの後悔を
君の残像に重ね悶えながら
寂しさに包まってる
やがて来る朝焼けにまた叩き起こされて
枝につかまるウスバカゲロウ
僕は今それのよう
透明の羽たたんでる
マグカップに作ったスープを流し込む
空腹をしのぐだけの食事で不満はない
もちろん今だって
子供じみた価値観を引き摺ったまんま暮らして
君から見た景色が
どんなものか想像もせずに
薔薇色だった日々はあまりにも簡単に
ほんの小さなボタンの掛け違いから
粉々に壊れた
耳を塞ぎたいような言葉を投げ合って
「でも自分は間違っていない」と思わなきゃ
心を守る手立てがなくて
チャンスは何度でもあったはずだったろう
今思えば分かること
なぜ?何故?あの時…
夕暮れに投げ捨てた音のないメロディを
君の残像に重ね合わせながら
愛しさを味わってる
そっと
今はまだ
光に満ちた場所に辿り着けないとしても
今日をゆらゆらとよろけながら
懸命に飛び立ちたい
風が吹くたび軟な命を揺らしながら
空を泳ぐウスバカゲロウ
僕は今それのよう
透明の羽開いて
SEEEK 歌詞考察
ウスバカゲロウ【Mr.Children】歌詞の意味を考察!"透明の羽"が閉じてから開くまでの再生の物語
マグカップにスープを注ぐだけの朝。
インスタントの温もりで空腹をしのぎ、とりたてて不満もない。そんな淡々とした日常を送る「僕」の独白から、この楽曲はゆるやかに立ち上がる。Mr.Childrenが2026年3月25日にリリースした22枚目のオリジナルアルバム『産声』の4曲目に収められた「ウスバカゲロウ」は、失恋の痛みと自省を経て、ふたたび飛び立とうとする人間の姿を、一匹の昆虫に重ねて描いた楽曲だ...
この考察、あなたはどう思った?
SNSで感想を語ろう
この歌詞で取り上げたアーティスト

Artist Name
Mr.Children
桜井和寿、田原健一、中川敬輔、鈴木英哉の4人からなるロックバンド。1992年のデビュー以降、「innocent world」「名もなき詩」「HANABI」など数々のミリオンヒットを生み出し、90年代から現在まで日本の音楽シーンを牽引し続ける。迷いや葛藤を抱えながらも一歩を踏み出す人間の姿を描く歌詞世界が、世代を超えて支持されている。

