宵の訪れは閉じ籠めた花が微笑む
小さな唇が漏らした煙が手招く
「君に似合うから」そう言って贈られたかんざしは
誘い蜜となり無邪気な優しさに手を振るの
心があなたに寄り道してもそばにいれない
愛だけを弄(まさぐ)って夜へ帰るわたしをどうか許して
砂利を這う音が描く轍はどこへ向かう?
先を駆くためのまとわりつく美が枷(かせ)になる
求めた自由のため身請けされて役目を終えるわ
欲に抗って本物の恋に手を振るの
心があなたに寄り道できずそばにいれない
華やいだ街を出て他所(よそ)へ帰るわたしをどうか許して
卑しいかんざしはそっと赤い花を咲かすの
すべてを捨て去ったのになぜか今がいちばん綺麗なの
心があなたに寄り道したまま消えてゆく
綺麗なまま散って土へ還るわたしをどうか許して
SEEEK 歌詞考察
かんざし【Novelbright】歌詞の意味を考察!花街に生きる女が手放した"本物の恋"の正体とは
砂利道を歩く音、煙のにおい、赤い花。
Novelbrightの「かんざし」は、わずかな行数の中に、花街に生きるひとりの女性の一生を凝縮してみせた異色の楽曲だ。2026年4月1日にリリースされたメジャー4thアルバム『PYRAMID』の9曲目に収められた本曲は、バンドの持ち味であるスケール感あるロックサウンドとは異なる、和の香りを纏った文学的な一篇である。ストレートな応援歌やラブソングを得意とす...
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この歌詞で取り上げたアーティスト
Artist Name
Novelbright
竹中雄大、山田海斗、沖聡次郎、圭吾、ねぎの5人からなる大阪発のロックバンド。2019年の路上ライブがSNSで拡散され一躍注目を集め、2020年のメジャーデビュー後、日本レコード大賞新人賞を受賞。「Walking with you」「ツキミソウ」など総ストリーミング再生20億回を突破し、圧倒的なハイトーンボイスとスケール感あるサウンドで幅広い支持を集め続けている。