路傍の月に吠える
影一つ町を行く
満ちることも知らないで
夜はすっと深くまで
気が付けば人溜まり
この顔を眺めている
おれの何がわかるかと
獣の振りをする
一切合切放り出したいの
生きているって教えてほしいの
月に吠えるように歌えば嗚呼、鮮やかに
アイスピックで地球を砕いてこの悪意で満たしてみたいの
月に吠えるように歌えば
嗚呼、我が儘にお前の想うが儘に
青白い路傍の月
何処だろう、と人は言う
誰にも見えていないのか
この醜い獣
指を差した方へ向く
顔の無いまま動く
何かがおれを見ている
波止場のあの影で
一切合切信じていないの
誰もお前に期待していないの
月に吠えるように歌えば嗚呼、鮮やかに
硬いペンを湖月に浸して波に線を描いてみたいの
月に吠えるように歌えば嗚呼、艶やかに
時間の赴くままに
皆おれをかわいそうな病人と、そう思っている!
一切合切放り出したいの
ま、まだ世界を犯し足りないの
月に吠えるように歌えば、嗚呼鮮やかに
アイスピックで頭蓋を砕いて温いスープで満たしてほしいの
月に吠えるように歌えよ
嗚呼、喉笛の奥に住まう獣よ
この世界はお前の想うが儘に
路傍の月に吠える
SEEEK 歌詞考察
月に吠える【ヨルシカ】歌詞の意味を考察!萩原朔太郎の詩集とのつながりに迫る
ヨルシカの「月に吠える」は、文学オマージュ第3弾のデジタルシングル(2021年10月)。
n-bunaさんが作詞・作曲した「月に吠える」の歌詞の意味を考察します。 月に吠える 歌詞考察 月は魂のメタファー 今回の文学オマージュ作品でモチーフとして取り上げられたのは、萩原朔太郎さんの詩集「月に吠える」(1917年)。 複数の短詩と長詩からなる詩集ですが、なかでも「悲しい月夜」と「見知...

